世界の名作として名高い「赤毛のアン」を読みました。 原題は「Anne of Green Gables」「グリーンゲイブルズのアン」でしょうか。 日本で最初に訳した村岡花子が「赤毛のアン」とつけたとのこと。 その村岡花子訳の文庫もありますが、読みやすそうな西田佳子…
武田真治の肉体作りについて書かれた本「優雅な肉体が最高の復讐である。」を読んでいる。ぼくが自分もやっている筋トレについて言いたいことの全てが書いてあるといっていいほどに共感できる内容だった。 この本の筋トレなどを始めるときの注意としても書い…
片付けの本として有名な、近藤麻理恵(こんまり)の「人生がときめく片付けの魔法」を読んだ。 ぼくとしては片付けが落ち着いた今、今さら感があるけれど、気になっていたので読んでみた。ぼくはどうも、自分で実行しているうちは学ぶ気がないらしく、自分で…
今日はとても大事なことを思い出した。 先日「ハックルベリー・フィンの冒険」を読むのに難儀していると書いたのだけれど、今日から2回目を読み始めたら、急に頭に入ってくるようになっていて驚いている。 驚いたことと同時に、この体験はすでに知っているこ…
放火魔くまえりこと平田恵里香の獄中からの手記の一部が「創」のサイトに公開されていて、続きが読みたくなり雑誌を買って読んだ。すると、黒子のバスケの事件の渡辺博史の手記も載っていて、こちらも思わず読みふけってしまった。 正直両方とも事件のことは…
本の電子化が大詰めを迎えている。古いファイルで2011年のものがあるので、約3年かけてやってきたことになる。書類はのぞいて、2500冊くらい。雑誌は入っている。 電子化していったのは10年くらい住んでいる今の家にある本なのだが、実家にあった本を持って…
今日読んでいた本のなかで偶然、とある雑誌で成毛眞が言っていることと、外山滋比古の「乱読のセレンディピティ」に書かれている、読書のスタンスがとても似ていた。普段から考えていれば、自然とその答えめいたものへ吸い寄せられていくのだろうか。 成毛眞…
東浩紀の「弱いつながり」を読んだ。東浩紀が書いた本ということもあり哲学・思想的な内容であるが、実体験に基づく「旅」をする生き方を推奨する実践的な本でもある。 Googleが予測できないような、今までの自分になかった検索ワードを探す「旅」をすること…
内田樹の「街場の共同体論」を読んでいたのだけれど、「コミュニケーション能力」について、とても腑に落ちる話があった。 ぼくにとって内田樹は、いろいろなことを腑に落ちるように教えてくれる。しかし安心して腑に落ちていってしまうので、継続して読まな…
今日本屋で見けかて、パラッと読んだだけで買わなかった本がある。そのタイトルがなんだったのか思い出せないので、なんとか思い出せるキーワードだけ書いてみる。 ・日記とは「生きづらさ」を書くものだ(?) ・とにかく自分のことを書いて、作文の練習を…
生きづらさみたいなものは、人がそれぞれ持つ個性のようなものである。それゆえ自分の生きづらさのようなものを書くということは、自分の個性を語ることだといえる。生きづらさだけでなく、そのなかでどう生きているかを書くこともまた、自分の個性を語って…
トム・クルーズ主演でハリウッド映画化しているライトノベル原作を漫画化した「All You Need Is Kill」(オール・ユー・ニード・イズ・キル)を読んだ。「Death Note」や「バクマン」、「ヒカルの碁」の小畑健による迫力のある絵と、物語のスピード感が良く…
ぼくは、自分が読んだ本だとか、観た映画、聴いた音楽の感想を考えることが苦手で、ブログでもいくつか紹介はしているけれど、感想らしい感想が書けない。あれが感想だよ、と言われれば、そうなのかもしれないけれど、ぼくはAmazonやブクログなどで見る感想…
(自分以外の)他人が(自分を含む)他人に向けて書いた文章について、どのように読んでいるかを考えてみる。 たとえば、Aさんが何かに対して「間違っている」と考え、文章にして説明しているとする。そしてそれを読む人は、その「Aさんの考え」が正しいと思…
今日読んだ本は「カウンセラーは何を見ているか」というタイトルではあるが、「カウンセラーである信田さよ子は何を見ているか」というくらいに、信田さよ子の視点として書かれていた。しかし同業者から企業秘密だとまで言われているようだから、概ねカウン…
ぼくは時間を行き来する漫画や小説を好きになることが多いのだけれど、先日新刊が出た「僕だけがいない街」もまた、その時間逆行ものである。 「僕だけがいない街」は、主人公に「再上映(リバイバル)」と呼んでいるタイムスリップが起こることが最初からわ…
昨日ブログで紹介した美濃部達宏の「なぜ、あなたの話はつまらないのか?」を読んだ。 美濃部達宏はトークイベントで、なぜこの本を書いたのかについて、それは、巷に溢れる話し方の本のほとんどが、「書くテクニック」をそのまま「話すテクニック」に置き換…
「虚無」という言葉。ぼくもしばしばこの単語を使って、言葉にできない虚しさを表現しようとしていた。中村うさぎの「死からの生還」で、「自己承認の行き着き先は"虚無"である」ということを読んだとき、あー、これか!と、自分が使っている虚無とはどうい…
「en-taxi」という雑誌の穂村弘と藤野可織の対談記事を読んだ。そこで藤野可織は「付き合ったり付き合わなかったりすることって、事の重大さのわりにただのタイミングだと思うんですよね」と語っている。 付き合うという意味での恋愛の発生契機はただのタイ…
法条遥の小説「リライト」と「リビジョン」を読んだ。ジャンルはタイムパラドクスを描くSF小説である。現在この2冊あとに「リアクト」が出ており、最後もう1冊出て4巻のシリーズになるようだ。 「リライト」では、"とある未来の人間が辿るはずの物語(小説)…
最近はブログや短歌を書いていたけれど、これからまた小説を書きたいと思っていて、以前書いていた小説の書き直しを始めている。 小説家である重松清がライター名義の田村章として出している、中森明夫、山崎浩一との対談+ブックガイドである「だからこそラ…
今日は、内田樹と名越康文と橋口いくよの対談集「本当の仕事の作法」という本を読んでいた。ぼくはまずこの本の「はじめに」と「あとがき」を読んだ。ぼくはこういう読み方をすることが多い。この本でいうと、「はじめに」は名越康文が書いていて、「あとが…
岡本倫がヤングジャンプで連載している漫画「極黒のブリュンヒルデ」のアニメが始まった。 この作品に限らず、漫画や小説の面白さを伝えたいのだけれど、どう言葉にしたら良いのか、いつも悶々としている。とにかく面白いから!って言っても、当然その面白さ…
ぼくは、人が死にゆく姿が描かれる本に惹かれる。死ぬ本人が自分の死ぬところまでを書くことはできないから、死を通り過ぎるのは、妻や夫、子どもなどになる。死の目の前に生きている人を通して、人が死ぬことを知り、人が死ぬということへの思いを知る。 本…
「ゴリラの冷や汗」という本を読んだ。人の性格や行動原理を4種類の性格分類「類人猿分類」にわけ、人間関係の営み方を考え直すきっかけとなる内容となっている。「ゴリラの冷や汗」の内容は4種類の際立った特徴をもった4人の物語で進んでいく。物語の最後に…
ぼくは短歌を詠むことがある。今のところ歌会に参加したりするほど本格的ではないけれど、人の心を動かす短歌を書きたいと思っている。元々は短歌ではなくて歌の歌詞を書きたいと思っていた。しかし歌詞を書くということは曲がないとできないだし、曲を作る…
「嫌われる勇気」これはアドラーの個人心理学について書かれた本のタイトルである。ぼくはこのブログで幾度となくアドラーの名前を出して、目的論に従った考え方を書いてきたが、この「嫌われる勇気」の意味については上辺のフレーズとしてでしか理解できて…
ぼくは自分から出てくる感情や行動が何によるものかということを勉強している。ぼくのような人間を学びながら、ぼくとは違う人間についても思索を広げていく。もちろん広げていけばいくほど、知らない世界への理解が広がっていく感じがする。それがとにかく…
家(部屋)をどのように作るかを考えるときに、シンプルライフやミニマリストという形式がある。簡単に説明すると、シンプルライフとは簡素な生活を目的とすることで、ミニマリストはとにかく持たないことを目的にする。それに対して、ぼくが共感している「…
昨日は、本という商品のことと、食物のように消滅したり、物と自分が一対一の関係になる例えば家電製品などとは違うものだということを書いた。このような本の"売りもの"としての不思議を考えているなかで、内沼晋太郎の「本の逆襲」という本を読み、特に本…
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