2014-04-11から1日間の記事一覧

子どもを終えるとき / 「父の生きる」(伊藤比呂美)

ぼくは、人が死にゆく姿が描かれる本に惹かれる。死ぬ本人が自分の死ぬところまでを書くことはできないから、死を通り過ぎるのは、妻や夫、子どもなどになる。死の目の前に生きている人を通して、人が死ぬことを知り、人が死ぬということへの思いを知る。 本…