主語の違和感

Twitterなどに流れている無差別に突っ込まれたりまとめられている発言は、主語がおかしいものが多い。主語が「私」ではなくて、「みんな」とか「業界」とか「社会」とか、自分自身に興味を注がれないようにするから、ちょっとした一文が攻撃の対象なってしま…

引っ越しを考える。

ぼくは勝負に出るのが怖い。いまの状態に満足していて、ただ真っ直ぐに、やるべきことをやっていれば良いと思っている。 ときおり勝負に出ている人を目の当たりにすると、ああ、これだから自分はだめなんだと思う。まあ、こういうときは片付けだと思い、捨て…

物語の主人公になること。

ぼくは、自分が読んだ本だとか、観た映画、聴いた音楽の感想を考えることが苦手で、ブログでもいくつか紹介はしているけれど、感想らしい感想が書けない。あれが感想だよ、と言われれば、そうなのかもしれないけれど、ぼくはAmazonやブクログなどで見る感想…

本を読む。世界を読む。

寺山修司の「本を捨てよ、町に出よう」、長田弘の「世界は一冊の本」。これらは結構有名な言葉かもしれないが、ぼくにはいまいちしっくりこない言葉となっている。 この2つをかけ合わせて、「有限の本を捨て、言葉になっていない世界を読もう」ということを…

自信を持つ。

ぼくは自分が鈍感であり、感受性が薄い人間だと思っていたところがある。人のいうことを聞くという習慣がなくて、それは相手を敬う気持ちがない、薄情な人間だからだと、昔は自分の母にもよく言われていたことを思い出す。それも、小学生とかまだ小さい頃か…

他人の言葉

ぼくは今、自分の問題を先送りにしている。もっともっと、やらなければならないことがあるはずだと思いながら、こうやって時間が持て余すことしかできていない。考えても考えても、何か前に進むわけでもなく、本当は違うことを考えたいのに、もっとやりたい…

無所属の時間を持つ。

無所属の時間を持つ。これは城山三郎の言葉であるが、晩年会社勤めなどが終わり所属する場所がなくなったあとのことを考えれば、無所属の時間にこそ、人間として成長できる時間にしていかなければならないと言っている。 晩年でもないぼくにとって、文字通り…

常識を疑う、その前に。

このブログに関わらず、人の思考への興味などからブログを読むような人であれば、「常識を疑え」というようなことを読んだり聞いたりすることがあるだろうと想像する。「常識」に縛られる生活のなかで、誰かが刺激的なことを言っていたり、気持ちがスカッと…

言葉にすることで、確かなものになる。

よく分からなくなったら、そのよく分からないことを説明してみるといいと、ぼくはよく会社のなかで言っている。実際にそうしている人はあまりいないようだけど。メールを書くにも資料を作るにも、とりあえず書けることは全部書いて、そのあとに、いわゆる必…

短歌を詠む。選歌が楽しい。

ぼくはときおり短歌を詠んでいて、昨年、勢い余っていくつかのコンクールに応募していた。その勢いが落ち着き、次の展開はと考えていたところ、インターネットの歌会というものを見つけた。元々歌会には興味があったのだけど、組織というかコミュニティに入…

過程を明らかにする勇気が欲しい。

ぼくは今まで何かをすることの過程を明らかにしてこなかった。なにか結果が出てから初めて表明する。悩みや葛藤がなくなるまで一人で考え抜いて、勝手な結論を出す。 人間味というのは過程にあるのだと考え、このブログは自分が生きている過程にある葛藤みた…

自分は常に新しい。

ぼく自身は常に新しくあり続け、最も新しくなったときに停止する。生きている限り、古くなるのは自分の外側である。 新しい物というのは、古くなる宿命を背負っている。 常に新しく存在する自分が何を見て生きていくか。自分の新しさから目を逸らし続けるか…

仕事をしているのは親切心か?

昨日、ぼくはなぜ働いているかを考えたのだけれど、それはもしかしたら、親切心なのではないかと思った。おせっかいともいえる。その親切の報酬は給料なのだけれど、仕事をする理由は会社という場所がぼくのなかにある親切心を与えることができる場所だから…

天然の会社員

ブログでもどこでも、ぼくの持つ時間として多くの時間をかけている会社のことをほとんど書いたり話したことがない。つまりぼくは会社のことを考えることがほとんどない。考えるとしても、自分の会社や業界のことではなくて、概念的なものになってしまう。だ…

文章の読み方

(自分以外の)他人が(自分を含む)他人に向けて書いた文章について、どのように読んでいるかを考えてみる。 たとえば、Aさんが何かに対して「間違っている」と考え、文章にして説明しているとする。そしてそれを読む人は、その「Aさんの考え」が正しいと思…

素直になりたい。

昨日ぼくが「素直になれない」ということを書いたら、今日の岩崎夏海さんのブロマガで、成長する人は総じて「素直である」ということが書かれており、慌てて素直になろうと思ったのだった。 [無料公開記事]成長する人としない人のたった一つの差(2,116字):…

素直になれない。

今日は休みだからといってのんびりしていたら、書こうと思っていたことを書き切ることができなかった。 2014年になってからというものの、いつもどこか調子が悪く、最近はずっと腰から背中が痛いのである。腰椎椎間板症を診断された今、民間のマッサージはよ…

自由な生き方を本当は望んでいない。

堀江貴文とか岡田斗司夫は、いくら世の中に自由な生き方を啓蒙しても、誰も真似をしないから敵がいないという。 彼らへの質問でよくあるパターンに、「やりたいことをするにはどうすればいいのか?」「やりたいことの見つけ方」という、彼らがやりたいことを…

「あなた」と「きみ」

ぼくはどういうわけか、モテない。理由はいくら探しても思いつかない。こともないのだけれど、モテなくてもいいなんてことはひとつぶも思っていないわけで、できれば毎日女の子と会うのが忙しくてブログを書く時間なんてなくなっちゃった、と、へらへらした…

書き手と読み手

書き手が自分の書いたものを理解することと、読み手が他人が書いたものを理解することは、動作が異なれば思考回路も違うのだから、相入れるはずがない。 ぼくは自分の考えを示すとき、どこまで書くことが正しいのかわからなくなる。むしろ、自分の考えをなど…

真理を求めること。

「真理だとされていること」よりも、「真理だと信じられていること」のほうを受け入れる。とは、ニーチェの言葉だっただろうか。いわゆる「常識」の枠にあることは、この「真理だと信じられていること」である。 考えるという行為は、あらかじめ決まっている…

考えていることを何も考えずに行動する。

「人の目」があると、途端に身動きが取れなくなる。これは人間の本能のようだ。 「人の目」の前に、最も身近なところで自分が歩くということについて考えてみる。歩き始めるときは、多少なりとも歩き始めるということを意識をしているから、一瞬の動作が止ま…

故障したパソコンを修復している。

音楽を再生したりDVDやBlu-rayを見る用に使っていたパソコン(ThinkPad x121e)が突然起動しなくなってしまった。何より音楽をヘッドホンアンプ(PHA-2を使って再生するために存在していたようなものなので、これが起動しなくなるということは音楽を再生できな…

多層な世界の1つになりたい。

世界は幾重にも重なった、多層な現実を持っている。 何かを書けば、書いたこととは真逆の世界があれば、書いていない世界もある。 書いていないことに向けることも大事なことであるし、それこそ多層な世界を想像することもあるだろう。 それでもぼくは、書い…

もやもやしているときは片付けを。

止まない雨のせいか、もやもやしている。こんなときは部屋の片付けをするのがいい。疲れずに、でも何かをしている実感を得ながら時が過ぎていく。 ぼくにとって片付けとは、物の処分である。掃除は、家全体に掃除の道を通した今、クイックルワイパーをかけて…

「カウンセラーは何を見ているか」(信田さよ子)

今日読んだ本は「カウンセラーは何を見ているか」というタイトルではあるが、「カウンセラーである信田さよ子は何を見ているか」というくらいに、信田さよ子の視点として書かれていた。しかし同業者から企業秘密だとまで言われているようだから、概ねカウン…

人生をやり直すことができる世界の現実 /「僕だけがいない街」(三部けい)

ぼくは時間を行き来する漫画や小説を好きになることが多いのだけれど、先日新刊が出た「僕だけがいない街」もまた、その時間逆行ものである。 「僕だけがいない街」は、主人公に「再上映(リバイバル)」と呼んでいるタイムスリップが起こることが最初からわ…

ハンバーガーが好き。

ぼくはハンバーガーが好きで、週に2,3回は、夜の帰りにハンバーガーを食べて帰っている。最近は特にフレッシュネスバーガーやベッカーズ、モスバーガーに行くことが多い。 今日はいつもより早めに何かを食べられるようになったので、重ためのものを食べても…

小説を学ぶ(「主人公」とは)

小説というものは、自分の感性に任せて書くものなのだけれど、そのためには小説のルールを知ならければならない。スポーツのようなものと同じで、あるスポーツが上手になるかは自分の運動神経にかかっているのだけれど、それ以前にそのスポーツのルールを知…

うつりゆくものを見守っていく。

突如襲ってくる無常観のようなものの扱いに、ぼくはまだ慣れていないようである。本なんて読んでも仕方ないとか、ブログなんて書いてても何も変わらないとか、なんのためにiPhoneなんて持ってるのかとか、そんなちょっとしたことに嫌気をさしてみたり、やめ…