「ライフハック心理学 ―心の力で快適に仕事を効率化する方法」(佐々木 正悟) 第2章、第3章

 


本日は昨日の続き、第2章から書いてみようと思う。


ライフハック心理学 ―心の力で快適に仕事を効率化する方法

ライフハック心理学 ―心の力で快適に仕事を効率化する方法

佐々木 正悟

東洋経済新報社 (2010/10/29)

第2章 無意識の底からアイディアを発掘する

 第1節 「とにかく困った!」ときにやってみるべきこと

 第2節 無意識からアイディアを発想する

 第3節 何かあったら紙に書く

 第4節 メモをして記憶力を高める

 第5節 メモを身の回りに常駐させて杖の一振りで収集する

 第6節 この章のまとめ


思い出したいことが思い出せないとき、

新たなアイディアを出したいとき、何も出てこないことがある。

むしろ体が覚えていることは、"考えても考えても何も出なかった"という記憶である。


村上春樹は作品を作る時間を決め、

その時間は、書く書かないに関係なく、とにかく考えているそうだ。

他のことは考えてはいけない、ただ考え続ける。


僕らは、考え続けた結果として何も出なかったら"時間を無駄"にしたと考えるだろう。

しかしもしその時間に他のことを考えたり、他の作業をしていたら、

何かが出てくる可能性すら、なかったことになる。

このことの重大さに気づかなければいけないと思う。


ライフハック心理学」では、

アイディアを発想する可能性を"無意識の力"という表現をしていて、

その無意識の力を引き出すには、"書き出すこと"だと言っている。


上述した"考え続ける"というのは、何かと無駄なことに感じるかもしれない。

そうだとしたら、考えたことを"書き出し"てみたらどうだろうか。

僕にとっては、このブログの執筆が考えていることを書き出す行為そのものである。


読書によりドライブされた思考を書き出す。

完全なる引用するかもしれないし、"僕の考え"かもしれない。

それは書いた後から振り分ければいいし、

公開するときに引用部分が多すぎないように調整すればよい。

今回のように長編になることもあれば、あっさり終わることもあるだろう。

こう考えるコツは、後の章の話になるが、

何かと気になっていたことを"気にしない"ようにするということだ。


"GTD"では、したいこと、したくないことを、頭からすべて取り出し、

今やるべき本来の行動に集中する。

誰にでも起こりうる"うつ症状"の回避、回復段階の治療としての頭の整理。

とにかく思いついたことを書き出す、僕もやってみようと思う。


本書ではないが、気に入っているフレーズがあるので、ここに紹介する。

過去をアーカイブ、未来をデザイン、現在にフォーカス!

(「クラウドHACKS! ―同期と共有でラクチン・ノマドワークスタイル」より抽出)


続いて第3章、無意識シリーズが続きます。

第3章 無意識の力で人に好かれる

 第1節 秘密を減らす

 第2節 服装を変える

 第3節 盲点をほめる

 第4節 好きな人には助けてもらう

 第5節 孤独感を和らげる

 第6節 この章のまとめ


この章は、個人的な活動に焦点があたっている第2章とは違い、

"社会で順応するための行動"に焦点があてられている。


自分は社会に適していないんだ、何をやってもダメなんだと思うことがあるだろう。

僕自身は、そこまで深刻ではないにしろ、コンプレックスが多く、

よく会うような友達がいなければ、会社でも仲良くしている人は少ない。

壁というか、おそらく"秘密"が多いのだと思う。

ブログもTwitterも、知り合いには教えていない。今後も教えるつもりはない。


僕のこの精神が、"孤独感"を生んでいる。

"秘密を減らす"、"服装を変える"、"盲点をほめる"、"好きな人には助けてもらう"、

実行しているのは、"服装を変える"くらいである。

なので第一印象はきちっとしている風で、悪くないと(自分では)思っている。

仕事のことならそれなりに話すので、仕事上は全く問題がないし、仕事の評価は得られる。


しかし、人間的に好かれることはないのだろう、と薄々気づいている。

秘密を減らして自分のことを知ってもらおうと思わない。

服装もセンスがあるとは思っていない。

人のことを仕事上の表面的なことしか褒めたりしない。

人に助けてもらうというより、いわゆる調整に明け暮れる。


負のスパイラルは、自分の行動でしか止められない。

変わらなければいけない、少しずつ。



それでは、第4章以降の目次を紹介して、本エントリーは終わりにする。




第4章 心の危機を乗り越える

 第1節 人前で話すのが怖くてできない人のために

 第2節 「他人の中に自分を見つける」ことなど不可能と思える人に

 第3節 出逢いのきっかけがない

 第4節 「もう一人の自分」とビジネスを始める

 第5節 誰かの「もう一人の自分」になる

 第6節 「もう一人の自分」と交渉する

 第7節 この章のまとめ

第5章 心の力で悪癖を克服する

 第1節 「意志の力」で悪癖を止める

 第2節 自信を失うようなことはしない

 第3節 記録をとれば、やせられる

 第4節 「10-10-10」を使って一瞬で決断

 第5節 この章のまとめ

第6章 心の力で打たれ強くなる

 第1節 自分だけの秘密を持って自分を強くする

 第2節 厳しい反応と、優しい反応の、両方をイメージしておく

 第3節 「原因」を変える

 第4節 寄付する

 第5節 この章のまとめ




ライフハック心理学 ―心の力で快適に仕事を効率化する方法

ライフハック心理学 ―心の力で快適に仕事を効率化する方法

クラウドHACKS! ―同期と共有でラクチン・ノマドワークスタイル

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