何に思い入れを持つか。

あけましておめでとうございます。

2014年が始まった。昨晩の大晦日から実家に行っていて、一晩泊まって、さっき帰ってきた。実家には年に3回くらいしか帰らないので、勝手をどんどん忘れていく。あれほど馴染んでいたはずの家が自分の居場所でなくなることで意識は遠のいていくのだろう。

もうガスの付け方とかが分からなくなっていて、一人で風呂も入れないだろう。電気の場所も忘れている。昔祖父母の家に行っていたときの感覚を思い出す。寝る場所も、かつては毎日寝ていたはずの部屋も布団も、なじみがなくなっていく。

思い返せば、思い入れとはこのくらいということだ。ぼくが今住んでいる家も、引っ越せば同じように忘れる。愛着があった物だって、手が届く場所になければ、なじみがなくなっていくだろう。

何にこだわるか。何を得ていくか。何を残していくか。何を忘れていくか。思い入れの持ちようのようなものが、今後ぼくが生きていくなかで、重要なものになっていくのではないかと思った。