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小説に挑む

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 「ハックルベリー・フィンの冒険」という小説を読んでいるのだけれど、読み進めることに難儀している。新潮文庫村岡花子が翻訳したものなのだが、別の人の翻訳だと読みやすいのだろうか。
 物語は苦難の連続で、話しがあちこち飛ぶ、その上主人公のハックは嘘ばっかりついているので、ぼやっと読んでいるとその嘘に自分まで巻き込まれていて、気づくまで置いてきぼりにされる。
 ハックが小説の冒頭で言っているとおり、この小説から何か教訓めいたものを得ようというのはやめなければならない。ぼくは小説の中で起こっていることを正確に読み取ることを意識する。
 今これを読んでいるのは通っているクリエイター塾の宿題ということもあり、久しぶりに宿題というものの面倒くささを味わっている感じがして新鮮な気持ちもする。世界に認められている面白い小説の面白さを正しく紐解くことで、自らで面白さを作れるようになる。これが今ぼくがこの小説を読んでいる目的である。
 こんな読みにくい小説が世界の多くの人々を楽しませてきたのには、本質的な面白さがないはずがない。小説を読むことが楽しみというより挑戦するという意識になっている。少しはこんな時期があっても良いかなと思う。