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ループと成長の行く末は。「All You Need Is Kill」(原作:桜坂洋、漫画:小畑健)を読んだ。

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 トム・クルーズ主演でハリウッド映画化しているライトノベル原作を漫画化した「All You Need Is Kill」(オール・ユー・ニード・イズ・キル)を読んだ。「Death Note」や「バクマン」、「ヒカルの碁」の小畑健による迫力のある絵と、物語のスピード感が良く合っていて、あっという間に読み終わってしまった。物語の内容はぼくの大好きなループものだった。ループにより絶望に陥る主人公とヒロイン、辿り着いた平和なシーンとのその後の期待どおりの絶望への回帰に完全に心を奪われていった。記憶や経験が積み重なっていくループものは、毎日同じような日常が続くという現代の生活におけるループ感覚を示唆している。こういう物語から得られるものは、ぼくらは毎日進んでいるのだから、経験や記憶を活かす毎日にしていかなければと心新たにすることだろうか。

 漫画は全2巻ということもあり、原作の小説を読むにしても、映画を観るにしても、先に読んでおくのが良いだろうと思った。少し前までは、映画やアニメになる作品はなるべく原作を読まない主義でいたし、漫画化作品も読まない主義でいた。しかし本当に良い作品は、何回味わっても素晴らしいし、むしろ何回も味わって、素晴らしさを味わい尽くすくらいのことをしていくことで、人生に大きく関わる物語とすることができると思うようになった。

 メディアミックスされる作品は、メディア毎に見せ方が違うことから、自然と色々な角度から作品をみることができる。もちろん自分が好きなメディアを繰り返しみるのもいいだろう。少なくともぼくは、この作品については映画版は観てみたいと思う。この作品をどう実写で描いたか、どこを取捨選択して改変したのか、とても気になるからだ。