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モノをシンプルに使う。/ 「モノが少ないと快適に働ける ―書類の山から解放されるミニマリズム的整理術」(土橋正)

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 家(部屋)をどのように作るかを考えるときに、シンプルライフやミニマリストという形式がある。簡単に説明すると、シンプルライフとは簡素な生活を目的とすることで、ミニマリストはとにかく持たないことを目的にする。それに対して、ぼくが共感している「ヘヤカツ」は部屋に流れを作ることで、人生を変えることを目的にしている。そしてその流れをつくる最初の一歩は、掃除の道を作ることだった。掃除ができない場所を作らず、いつでもどこでも楽に掃除ができるようになることで、部屋の流れを良くするということだ。
 
 さらにその「流れ」を掃除だけではなく、モノに着眼して具体化されている方の本を見つけた。それは「モノが少ないと快適に働ける ―書類の山から解放されるミニマリズム的整理術」である。あまりものがないということは、シンプルライフやミニマリスト的な考え方と似ているけれど、そうすること自体が目的ではなくて、使うものや使い方を必要最低限にすることで、行動に一定の流れをつくる。そして、その流れに無駄をなくしていくことが、ミニマリズムの基本的な考え方である。
 
 ポイントは、モノは最低限しか用意しないけれど数が少ないわけではないということである。どういうことかというと、1つ1つのモノの一番良い機能1つしか使わないようにすることで、そのモノの他の使い方を考えないようにするという工夫をする。例えば、多色ボールペンを使うと今この瞬間に使う色をどうしようかと考えてしまうことから、単色のボールペンを使うという感じである。
 
 本のタイトル通り、仕事についての話が多いのだけれど、持っているモノについて使うことまでを考えるという点で、仕事で使うものだけに限らない。そもそも普段の生活においても、モノは生活を円滑に営むという意味では、それは生活の中の仕事のようなものだ。それが、労働かプライベートかというのはモノを視点に考えれば、あまり差はないだろう。