ブログの印象

 昨日のブログでは、父性が隠しきれない自分の話しをしたのだけれど、このブログ自体での印象は、すこし違うらしい。

id:hapilaki さんのブクマ

勇気を出して書きますよ。俺は全然違う印象を持ってました。20代未婚男性で見た目はデスノートのLみたいかなと。悪気はないです、参考になればと思いまして。

 なにかしらの印象を持っていただいたことが本当に嬉しい。

 実は、ぼくはデスノートのLと同じ年に生まれている。Lは25歳で死んじゃってるけど……。そしていまのぼくが月に殺される25歳くらいのLの印象とするならば、だいぶ若いということになるだろう。

 若いということは、ある意味未熟ということで、たしかにぼくの中で20代は、目の前のことだけに真っ直ぐで周りが見えずに崩れていった10年だったと思うので、精神的には停滞したままだったと思う。日本の社会は未熟なままでも生きられるし、それを見さえしなければ、見る余裕さえなければ、未熟さを知らないまま成熟した気になって40代、50代と生きていくこともできる。しかし今のぼくのように、自分の未熟さが見えてしまった以上、自分が成熟することについて考えずにはいられない。考えていたとしても大人しく鬱々としてればいいのに書かずにいられないところが、また若さを醸し出しているのかもしれない。

 ぼくはおそらく、ブログなど見えない相手に書いていることと、会話やメールなど見える相手に喋っていることが、まるで違うのではないかと思っている。前者と後者は整合性が合わなくても良いとさえ思っていて、真逆のことを言ったとしても、それは立場や視点によるものだとしか言えない。もちろん本質的なところで自分のなかにないことは書くことも喋ることもできないので、嘘はひとつもない。

 と、このように極端な論調で話す(書く)のがブログであり、柔軟性のなさや視野の狭さが若さだとすればその通りだと思う。そして裏を返せば、鬱々と大人ぶっていたぼくがブログによって若返ったのだと開き直り、この未熟さを埋めるべく速度を上げて成長したいとも思った。