花粉症を乗り越えられるようになった。

 ぼくは物心ついたときから花粉症と季節性の鼻炎に悩まされていた。季節性の鼻炎とは、寒暖の差によって鼻炎の症状がひどくなることである。まさに今、季節の変わり目と花粉が飛び始めるころ、鼻も目もグチャグチャになり始めている時期だった。元々アレルギー性の鼻炎持ちだったので、耳鼻科には通っていたけれど、それで花粉症が軽くなることなんてない。

 正直花粉症や季節性の鼻炎のせいで、学校の成績に影響していたといっても過言ではない。大学受験のときなど、鼻がかなり苦しかったのを覚えている。ぼくと同じように、鼻炎のせいで苦しい思いをしている学生は多いのではないかと思う。もう結構有名な話かもしれないけれど、ぼくがやったレーザー治療のことを書いてみよう。

 ぼくは大学時代に、鼻のレーザー治療で花粉症になる部分を切除するという手段を知った。実は歌を歌う弟が先にやっていて、花粉症が治ったということでぼくもやってみた。今は鼻炎がひどかったことのことを忘れてしまうくらいに慣れてしまっているけれど、それでも鼻の奥のほうがたまにむず痒くなる。レーザー治療にかかる費用としては、1回1万円くらいで、大学のころと、その8年後くらいの3年前の2回受けているけれど、費用は変わっていなかった。ぼくは8年くらい開けたけれど、これは個人差があるらしい。鼻の一部を切除しても、自然治癒力によって復元してしまうのだそう。癒なくてもいい傷が癒てしまうのだ。鼻の一部を切除すると聞くと、臭いや味に影響が出るのではと思われるし、ぼくも心配だったけれど、その機能とは全く関係のない部分を切除しているようで、治療前後で何も変わらなかった。

   このように、レーザー治療の金額もさることながら、病院に通う時間や体力の負担やアレルギー症状に悩む日々から解放されるのは、もう夢のような話ではない。しかし鼻の症状についてはレーザー治療で軽減されるのだが、花粉症は鼻だけではない。アレルギーは目や喉にも症状が現れてくる。これらには根本的な治療はないので、薬に頼るしかない。ぼくは昨年までは、医者の処方箋で薬を買っていたけれど、今年から市販のアレグラという薬を飲んでいる。1日1回からひどい人は2回といっていたけれど、ぼくは夜1回飲めば今のところ大丈夫である。もしひどい日があれば2回飲めばいい。去年までの薬と違うのは、ほとんど眠くならないことだ。薬の眠さは体全体の倦怠感を生むけれど、アレグラではそれがないから、今の眠さは薬の影響ではないのだろう。目のほうは、昨年ひどいドライアイにかかってから眼鏡にしているので、あまり意識しなくなった。ということで、今年は花粉症を乗り越えられそうである。