音楽が好きになったきっかけは、TM NETWORRKである。いまだにぼくの中では、TM NETWORRKを超える「新しさ」を知らない。知らない。
2014年は、
TM NETWORKが30年を迎える。ぼくが
TM NETWORKを知ったのは、1994年のプロジェクト終了として終わる寸前だった。それはもう、最後のMUSIC STATION出演で初めて
TMNと認識した。それはもうかっこよかった。ラストシングルが哀愁漂う曲だったけれど、その前にメドレーで歌っていた
Self Controlがとにかくかっこよかった。
そこからぼくは、なけなしのお小遣いで、
TMN、
TM NETWORKのCDを集めていった。アルバムを買うたびに、まったく違う3人がいる。10年はある程度コンスタントにアルバムやシングルを出していた。基本的にすべてがコンセプトアルバムで、ポップスから、アコースティック、ハードロック、ハウス、ダンスミュージックが、
TM NETWORK/
TMN、
小室哲哉の解釈でプロデュースされていったのだ。ライブもコンセプトありきの演出になっていて、サウンドは全てライブバージョンとしてアレンジされ、CDとの違いがいつも楽しみだった。
ぼくは最初の10年は、それから10年くらいかけての後追いだった。ちょうど、
小室哲哉は90年代のCD最盛期を生み出していた。
小室哲哉をテレビで追いかけつつ、
TM NETWORKのCDが一通り集まった後は、Being系や
浅倉大介、そしてJ-POPそのものを追いかけるようになっていった。
地元のCDショップに毎週のように通い、また中古CD店にも年中通っていた。地元に
TSUTAYAができてからは、
TSUTAYAに通う生活が始まる。さらにその後、
TSUTAYAでアルバイトを始めるまでに至る。それからのぼくは、数多くの音楽を聴くようになっていく。