本を評価すること。

 面白い本をどうやって紹介するか、このブログはブログを書く上で思い出したりした本を記事の中で紹介していたりするけれど、いわゆる書評は書いていない。あえて書評を書かないのではなく、書評が書けないのだ。

 他の方のブログを参考にしようと思って読んでみたけれど、引用や要約ばかりで、そういうものなのかと思ってしまった。読んでいない、読む気もっていない人に対して書いているのかもしれないけれど、書評としては、ないと思っている。ぼくの感覚としては、本の中身について書くことが書評だとは思えないとところがある。

 ぼくは本を買うとき、特に漫画の1巻目を買うときなどはAmazonのカスタマーレビューを参考にすることが多い。といっても、ぼくは星が多い人のカスタマーレビューしか読まない。星が多いカスタマーレビューそのものの面白さが、割と正当な評価に感じている。星の少ない書評は、まるでそれは星が少なくなるように書かれていて、最初から批判ではない否定目線というとか、人同士のコミュニケーションでいったら、取りつく島もないように見受けられる。本が人だったら、ちょっと説明させて欲しくなるような、本の内容を理解しようとしていないのではと思うものが結構ある。

 すくなくとも、理解しようとしていれば、否定ではなく、自分なりの解をもった批判になるはずで、気合のある人は、新しいことを見出すかもしれない。その場合、星を少なくするような精神状態にならないだろうと、ぼくは考えている。自分なりの解や新しいことを見出せたら、その本を好きになるからだ。そしてそれが、本への正当な評価なのだ。