自分一人で立つ。

本で読んだのかTwitterで読んだのかウェブで読んだのか、なんの引用か分からなくなってしまったからブログに書くのを躊躇っていたのだけれど、書こう。

これからそのことを書くのだけれど、書いてみると、あまりちゃんと覚えていないので、もし分かる人がいたら教えて欲しい。

ぼくが覚えてることは、こんなことだ。 「人は、他人のなかに自分を作ろうと努力するだけでなく、自分一人でも自分であるというものを作る努力をするべきだ」 だったか。 「人は、大勢の他人の中での自分の立ち位置を作る努力をするだけでなくて、自分一人でも立っていける場所を作る努力をするべきだ」 だっただろうか。 もっとすっきり心に入ってくる言葉だったような気もする。

ぼくはひとりだとか孤独だとか書いたことがあるけれど、それは、ぼくの人間関係が乏しい、つまり、他人の中に自分がいないことや、大勢の中に自分が居られないということを、一人で嘆いている様であった。ぼくが自分一人で自分であれば、孤独だとか考えないものなのだろうか。逆に、ぼくの中にいる他人とは誰のことだろう。ぼくをぼくらしくしてくれるようなきっかけをくれる人は少ないけれど確実にいて、その人はぼくの中にいる人であるといえるだろう。

「一人で立つべき場所を自分で作り、一人で立っている自分が自分の全てであり続けることで、人の目に触れずとも一人で自分というものを完結させる」

これはぼくが今考えて、組み立てた結論めいたものだ。自己完結できるぼくの出来上がりだ。

こうなることがぼくの幸せだろうか。自分で自分を完結させられるような強さを身につける頃には、幸せとか不幸とか浅はかな言葉なんて、ぼくが使う言葉ではなくなっているはずだ。