ポータブルヘッドホンアンプ SONY PHA-2 と PCでの音楽再生環境 foobar2000+DSD+アップコンバート

今日はSONYのポータブルヘッドホンアンプ PHA-2が届いたので、PCにセットアップした。PCを使って何かをすることはほとんどなくなったのだけれど、PHA-2を使った音楽専用PCとして使おうと考えた。PCはノートのThinkPad X121eで、先日Windows8.1をクリーンイントールして音楽再生環境を整えていた。
 
まずSONYのドライバーを入れると、SONY ASIOデバイスとして認識する。SONYが出している音楽プレイヤー「Hi-Rez Audio Player」をインストールして、FLACやMP3ファイルを再生してみた。するとNW-F880に比べて低音の鳴り方が違うことにすぐに気付く。解像度も高い。聞こえなかった音がまたさらに聞こえてくる。音質を気にする人にとっては聞きなれた表現かもしれないけれど、ぼくはこの表現で適切だと思う。
 
(参考)PHA-2のセットアップ
 
「PHA-2ドライバ」
ちゃんとPCに接続していないとドライバのインストールはできない。
「Hi-Rez Audio Player」
上記ドライバがインストールできていないとインストールできない。
 
 
続いて、音楽再生ソフトについて「Hi-Rez Audio Player」は使いにくいため、以前使っていたfoobar2000に戻る。このfoobar2000での再生は、ひと工夫している。
それは、DSDのファイルをネイティブに再生できるようにすることと、PCMファイルをアップコンバートすることである。これはPHA-2を買う前にセットアップしていたことだが、ここで紹介しよう。
 
(1)「foo_input_sacd」をダウンロードする
 
(2)この中にある、ASIOProxyInstall-0.6.5.exeをPCにインストールして、foo_input_sacd.fb2k-componentをfoobar2000にインストールする。
 
(3)「foo_out_asio」をダウンローする
 
(4)foo_out_asioをfoobar2000にインストールする
 
(5)foo_dsd_asioを設定する。
 
ASIO Driversにあるfoo_dsd_asioをダブルクリックする

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SDM Type DとDSD128に特に意味はない。ぼくも色々試している段階である。
 
(6)SACDの設定をする
 
ASIO Driver ModeをPCMからDSDに変える
 
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(7)OutputのDeviceをfoo_dsd_asioにする
 

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これで準備完了
 
(8)再生する
 
DSDファイルの再生は、foobar2000のステータスバーでDSDが再生されていることがわかる。しかしPCM,FLACを再生するとfoo_dsd_asioの設定(PCM to DSD Method)のとおりにDSD相当へアップコンバートされているはずだが、PHA-2では入力されているデータがどんなデータ化を示すランプがないため、明確に分からない。そこでぼくは「ASIOhost.exe」というプロセスのCPU使用率で判断している。アップコンバートしていないときのCPU使用率が0%~10%なのに対して、アップコンバートしているときはCPU使用率が20%~40%であることから、CPU使用率が高いときはアップコンバートできていることにしている。(もし間違っていたら教えてほしい)
 
 

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ポータブルヘッドホンアンプ PHA-2A M
by カエレバ