モノを持たない暮らし方(3) どんなモノを持つか

家から大物がなくなってからは、毎週ゴミをまとめるときにゴミ袋をいっぱいにすることをしている。これは何かというと、ぼくの生活だと、一週間では45Lのゴミ袋がいっぱいになることがなく、半分〜三分の一は空きがある。その隙間を必要がなかったモノで埋めるのである。

かれこれ3ヶ月くらいは、着なかった夏用のスーツやサイズの合わない服で埋まっている。これからは冬に向けて必要なくなる夏服で埋まるだろう。毎週ゴミ袋がぱんぱんになるのが気持ちいい。

このように捨てることと同時に、やはり必要なものは買うことになる。モノを買うときには、「処分する」ことまでを考える。買ったものの最後を考えると、買うのを控えることもあるし、それでも必要なものは買う。これを続けていけば、いずれ必要性が高いものに囲まれた生活となっていくだろう。

例えば食料、加工品であれば食べてなくなる。食材であれば料理のゴミが出る。本であれば読み終わったら電子化する。雑誌は電子化することもあれば捨てることもある。CDやBlu-rayであれば、いつでも聞いたり見たりできるようにデータ化して保管するか、売却したり捨ててしまう。服であれば、新しい服を買ったら古い服は捨てる。電子機器は、新モデルが出たら売却するか、頻度は減るけど目的を変えて使い続ける。もしくはテクノロジーを振り返ったり旧モデルとの比較のために保管する。

こんなことを考え始めてから、買う回数が減ってきたのは、本とCDである。読んだら終わりということを考えると、図書館で借りたりすれば良いと考えるし、CDもレンタルすれ良いと考える。限定版のDVDが魅力的な場合などは買うけれど、ヤフオクやAmazonマーケットプレイスで売却する。最近は取引でメッセージのやりとりが発生しなくて済むAmazonマーケットプレイスを主に使うようになった。手間が楽な分、Amazonに取られる手数料は若干高めである。

こういった取り組みが完了した暁には、引っ越しをする。職住近接を目指す。部屋が見つかれば即引っ越せるくらいの身軽さは、そう遠くない未来に訪れるはずだ。