今日10/1に、角川グループの9社が合併して「KADOKAWA」が出来た。
その記念として電子書籍が半額となるキャンペーンをやっていたので、電子書籍ストアに行った。角川グループはBook Walkerという電子書籍ストアを運営していて、特にラノベを得意としていることはすでに知っていたけど、今まで無料の本などで試しただけであった。
今回このキャンペーンをきっかけに、ぼくが好きな富士見ファンタジア文庫(というレーベルもなくなるのだろうか)のラノベ「冴えない彼女の育て方」(丸戸史明)をターゲットに、いつも使っているKindleと比較してみることにした。
価格
1巻の価格としては、Book Walker:250円(50%オフ)、Kindle:225円(63%オフ)であり、Kindleの方が安い。
しかし細かくみると、Book WalkerはAppleの決済が使えるので、iTunesカードを20%オフで買っていたとすると、Book Walkerの価格は、250円の20%引きで200円となるので、Book Walkerの方が安くなる。もっと細かくいうとBook Walkerはポイントがつくが、これは同じストアで使わなければならないので金銭的な価値はないものとする。
挿し絵
ラノベと言えば挿し絵である。ラノベの電子書籍は挿し絵を省いているから安いというタイトルもある。
今回確認した「冴えない彼女の育て方」でいえば、
・Kindle:元の絵が小さい(拡大可能、拡大しすぎるとぼける)
大きい挿し絵はページが分割される。
・Book Walker:元の絵が大きい(拡大可能、拡大しすぎるとぼやける)
大きい挿し絵は1枚絵でスクロールできる。
このように、挿し絵の再現度合いはBook Walkerのほうが良い。
カバー裏
なぜこのような比較対象があるかというと、
・Kindle:カバー裏がない
・Book Walker:カバー裏がある
からである。
Book Walkerには、作者の紹介などが掲載されているカバー裏を読むことができる。
総評
本文については、どちらも読めるので問題ない。しかしラノベの再現率としてはBook Walkerの方が高い。
漫画とは違って、ラノベについてはカバーを外した本体の表紙におまけなどがないので、Book Walkerはほぼ完全なものと言える。(※)
※念のための注意としては、1つの作品しか見ていない。
漫画についてはこの理由から、電子書籍は買いづらいと考える。