IBS(過敏性腸症候群)と付き合う日々

 最近よく聞くかもしれないが、IBS過敏性腸症候群)という症状がある。
 
 ぼくは恐らくこのIBSで、長い間慢性的にお腹が痛かったりお腹が張ったりしていて、たまに息ができないくらいに苦しくなることがある。とくに平日に起こりやすくて、IBSは過度のストレスにより自律神経の調子が崩れることが原因だとか言われていることから、会社に行くと酷いストレスを受けているのだなと思っている。
 
 しかしストレスを受けていること自体に何か悩んだりはしていない。ここはきちんと切り分けたいと思っていて、何を言いたいかというと、「会社に関わっている時間はストレスがかかっている」けれど、「会社に関わっていないときのそのストレスからは影響を受けない」ということを、意識的に分けておかなければならないと考えている。
 
 労働を生活の一部とするならば、ご飯を食べる、散歩をする、ブログを書く、寝る、会社の仕事をする、などを、お互いに影響しない別個の作業として捉えるべきだと、ぼくは考えている。社会人というか会社員的価値観が染み込んでくると、「会社の仕事をしていない時間」を「明日も会社にいくための休息や食事、趣味の時間」と捉えるという考え方も出てくる。もしそういう感覚から逃れたいと思うのなら、現実的な行動から視点を変えていくことが、まず第一だろう。
 
 話を戻そう。
 
 ぼくはIBSと長い間付き合っている。ぼくは頻度にトイレに行きたくなるというより、お腹が張るタイプで、異常にお腹が膨らみ苦しくて立てなくなりそうになることがある。そういうこともあって、いくらお腹が空いていても、うまく食べられないときがあったり、食べてから腸が急激に反応することもある。
 
 IBSは薬を飲めば緩和されるものでもなくて、悩む人はぼくと同じように長い間悩んでいることだろう。
 
 ぼくはそれでも対策として整腸剤や漢方薬を常飲している。さらにはストレスにより発生するうつ症状や慢性疲労を抑制するセロトニンを増やすために、トリプトファンという腸内のセロトニンを増やすというサプリメントも飲んでいる。あとは、規則正しい生活と、たまに早めに寝たり、日々気にして過ごしている。
 
 このような薬や漢方薬サプリメントなど、勉強すればするほど色々試したくなる。サプリメントの話はまた別の機会にするが、色々なものを一度に服用すると、何が効いて何が効かないのかがいまいち分からなくなる。正直にいうと、ぼくはこれらの薬やサプリメントで症状が緩和できているとは思えないでいる。もしかしたら頻度は抑えられているのかもしれないが、症状は続いているからだ。
 
 しかし今週になって、少し改善が見られるようになった。やわらいだ気がするだけで経過観察が足りないと思うので、はっきりとは言いにくいが、それは何かというと、「腹巻き」である。いままでの体内に含むものではなく、体外に身につけるものであった。先週あたりの、暑いような寒いようなという気温で、上着を脱ぐとお腹が冷えると感じていたので試しに冬場の腹巻きをしてみたら、今週はIBSがわりと落ち着いているのだ。
 
 これから暖かくなっていくだろうから、いつまで腹巻きをしていられるか分からないけれど、しばらく様子をみてみたいと思っている。
 
 もし同じようにお悩みの方がいたら、試しに腹巻きをしてみてはいかがでしょう。