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カーテンを取り付けると家は小さくなる。

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もっと書くことあるだろうと思いつつ、思いついたなかで一番小さな話しをしてみよう。
 
昨年末の掃除をしているとき、カーテンが付いていなかった窓に新しくカーテンを取り付けた。1階の道路に面している窓にカーテンがないっておかしいだろうと、いまさら思ったのだ。すると部屋の雰囲気が変わった。窓は元から擦りガラスだったので外が見えるわけではなかったけれど、カーテンをつけてからは光だけしか入ってこなくなった。普段開ければいいのだけれど、冬ということもあり閉めっぱなしのままになっている。
 
そして今日、今まで付いてたけど埃だらけになって開けっ放しになっていたカーテンを捨てて、そこに新しいカーテンを買ってきた。掃除の道ではないけれど、今まではカーテンを開け閉めするにも棚をどかしたりしないと満足にできなかったため、結果的に開けっ放しということだったため、新しいカーテンを取り付けるタイミングで、カーテンの開け閉めが気楽にできるように棚をなくした。こういうタイミングに棚などを移動するのではなくて、なくすというのが楽しかったりする。そうやって物を捨てる。棚に収まっていた物など、とうに忘れていた物が多い。すでにいくつかの棚を部屋から追い出して、玄関のスペースに空の棚が溜まってきている。そのうちまとめて便利屋さんに引き取ってもらう。リサイクルできても自分でリサイクルショップに持って行く力はないので、便利屋さんを使うのだけれど、引き取りが有料なので、ある程度まとめて引き取ってもらったほうがいい。このように便利屋さんを使うようになって、大きな物を処分するまでのイメージがつくようになった。
 
今日買った新しいカーテンは遮光カーテンだった。店で手に取るときはあまり意識していなかったけれど、暗い方がよく眠れるのではないかと思って買ってしまった。実際に遮光カーテンを取り付けて部屋の電気を消してみると、外はまだ明るいにも関わらず、部屋は夜になった。当たり前のことかもしれないし、元々開けっ放しで付いていたカーテンも遮光カーテンだったと思うけれど、ここまで真っ暗ではなかったような気がする。それくらい、完璧な夜のようだった。遮光カーテンに遮光率みたいな数値があったのを思い出したけれど、カーテンの説明には遮光性が優れているとしか書かれていない。
 
カーテンが閉まっているおかげか、部屋がよく暖まるようになった。カーテンを開けていたときは、窓から発する冷気によって暖房効率を悪くしていたのだろう。また感覚的に、部屋が狭く思えてくる。夜になれば外は真っ暗になるのだから、カーテンを閉めていようと開けていようと同じに思えるけれど、実際は窓から入ってくる空気や明かりによって、部屋が意識上では拡張されていたのだ。それがカーテンにより外との境界線がはっきりすることで、部屋という空間が閉ざされた。
 
遮光カーテンでなければここまで感じないのだろうか。しばらくこのカーテンで過ごしてみようと思うけれど、正直怖い気持ちがある。カーテンを閉めたまま寝ると、明日の朝は夜のままだ。最近は6時頃でも暗いから違和感がないかもしれないけれど、やっぱりあるだろう。薄明かりすら入ってこない。だからカーテンを開けてしまおうかと考えている。カーテンを閉めたまま寝るのは次の休みの日までお預けにしたほうが良いかもしれない。
 
 

 

部屋を活かせば人生が変わる

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  • 作者:部屋を考える会
  • 出版社:夜間飛行
  • 発売日: 2013-11-05