持ち物によって行動が変わる。

朝から出張に行っていた。以前は長距離移動の出張のときに積まれている本を読もうと意気込んでは、本を何冊か持って鞄を膨らませていた。しかしそんな風に時間をつぶすものを持っていったにも関わらず、寝てしまったりやる気がなかったり仕事をしていたりして、結局なにもしないことがほとんどだった。このため去年の年末のひさしぶりの出張から、逆に出来るだけ荷物を持たないで出かけるということを目指してみた。いつもは本を1冊入れているけれど、それすらも入れなかった。

そういえばこの前鞄を新しくしたことも、持ち物をすっきりさせたいという思いから、薄めで軽い鞄に変えてみたかったというのもある。この新しい鞄は、地面に置けるような底の保護がついていないから、気軽に鞄を置けなくなった。地面に鞄を置かないというのは、鞄を大事にしているという気持ちになり、それによって自分のふとした行動も丁寧になった気がしている。

今日はiPad mini Retinaで、6時間くらいの移動を過ごしていた。それでもまだ電池は44%残っている。Kindleで買っていた本やメルマガを読んだりこのブログを書くことで楽しく過ごすことができた。これしか持っていなければ悩むこともなく集中できるし、なにより何をしようか考えることが少なくて済む。持ち物が多いと、それを見てどうしようと考えてしまうから、その心理的な負担が減っただけでも良かったのかもしれない。