物と金の戦い

さんざん物は捨てたと書いてきたけど、甘かった。甘すぎた。不用品処分サービスに見積を取ったら、どこも20万円近い見積を出してきたのだ。 これらは自分では捨てられない大物である。大きい冷蔵庫や洗濯機、ダイニングテーブル×2台、衣装ケース×10個、棚×10…

オークションにおいて買い手は弱い立場である。

やる時期は集中することが多いが、長年オークションをやってきた。引っ越しを考え始めたこの1ヶ月も、5000円以上で売れそうなものを中心に出品し、それなりに売れている。5000円以上というのは、利益と手間(面倒くささ)の閾値である。 ぼくはオークション…

思うのではなく、困ることで実現する。

最近ようやく具体的に動き出した引っ越しのことも、ブログを始めた最初の方に何回か書いたと思う。労働をし続けるための最後の手段が職住近接とか言っていた。しかしそれから1年くらい、朝晩の混雑した、嫌で嫌で仕方ない電車に毎日乗って会社に通っていた。…

苦しむのではなく、努力をする。/「優雅な肉体が最高の復讐である。」(武田真治)

武田真治の肉体作りについて書かれた本「優雅な肉体が最高の復讐である。」を読んでいる。ぼくが自分もやっている筋トレについて言いたいことの全てが書いてあるといっていいほどに共感できる内容だった。 この本の筋トレなどを始めるときの注意としても書い…

引っ越しを始める

今日から新しい家を探し始めた。9月中に新居決定・引っ越し、今の家は9月分の家賃を払ってしまったので9月末に解約という手順でいきたい。実は自分で引っ越しをするのは初めてなので、ちょこちょこ勉強しながら進めている。一応自営業の保証人(両親)など大…

さわってときめくものだけを持つ。 /「人生がときめく片付けの魔法」(近藤麻理恵)

片付けの本として有名な、近藤麻理恵(こんまり)の「人生がときめく片付けの魔法」を読んだ。 ぼくとしては片付けが落ち着いた今、今さら感があるけれど、気になっていたので読んでみた。ぼくはどうも、自分で実行しているうちは学ぶ気がないらしく、自分で…

面白い話しをして、面白いことを書きたい。   

面白い話しをしたい。面白いことを書きたい。ぼくは自分に甘かった。一人でなんでもやっていれば、ぼくに対して否定どころか、文句や悪口を思う人なんて誰もいるわけがなく、ただただ甘い世界に居たのだと思う。 別に今日、なにか否定されたわけではないけれ…

自由に近づくと、幸福から遠ざかる。

自由は幸福か。自己認識の世界において、幸せと感じることができるか。ぼくは自由を手にしようとすることは、幸福を手放すことではないかと思う。 極端な例としては、最近、自由を手にした犯罪者のことを「無敵の人」と表現することがある。犯罪を犯しても誰…

むかし作ったMDが捨てられない。

音楽を録音するカセットからMD、CD-R、ベータやVHSからDVDと、ぼくは民生用の記録媒体のの変遷をそのまま生きてきたような世代である。ふと思い出す度に、互換性のなさというものを受け入れてきたのだと、いまさらながら思う。つまり再生する機器がなくなっ…

女子の熱視線を浴びる読書男子とは

【読書男子に女性の熱視線】人気上昇中の5つの理由とは - IRORIO(イロリオ) 読書男子とは、つまり読書をしている男子、つまり女子に読書をしていると認識されている男子、つまり読書をしていると女子に認識させている男子、ということだ。 読書をしている…

「屍鬼」(アニメ)を観た。

夏バテか熱中症か、寝れば腰痛、立てば頭痛という状態になり、一日寝ていた。 こんなときにもう何度目だろうか、アニメの「屍鬼」を見て、心に重たいものを乗せていた。この「屍鬼」は小野不由美の小説を原作とする漫画あり、その漫画を元にしたのがアニメで…

最初は分からない本も、何度も読めば分かるようになる。

今日はとても大事なことを思い出した。 先日「ハックルベリー・フィンの冒険」を読むのに難儀していると書いたのだけれど、今日から2回目を読み始めたら、急に頭に入ってくるようになっていて驚いている。 驚いたことと同時に、この体験はすでに知っているこ…

「物」を持つことの価値観の変化

資本主義は想定どおり貧富の差を明確にしてきている。資本主義の象徴であるアメリカから始まり、日本も遅れてやってきている。そしてアジアの新興国はこれから同じような道を辿るかもしれない。 先進諸国のこれからは、消費のされ方が変化するという。「欲し…

毎日何かをやり終えて、充実感を得る。

毎日1つでも、完結する何かをやり終えると、ちょっとした充実感を得られる。ぼくは2年くらいランニングを習慣にしていて、最初の1年くらいは毎日5㎞走っていて、今は週1で10㎞走っている。走ることは辛いことだけど、必ず終わりがある。正直なんで走っている…

小説に挑む

「ハックルベリー・フィンの冒険」という小説を読んでいるのだけれど、読み進めることに難儀している。新潮文庫の村岡花子が翻訳したものなのだが、別の人の翻訳だと読みやすいのだろうか。 物語は苦難の連続で、話しがあちこち飛ぶ、その上主人公のハックは…

批評は肯定を始まりとした関係である。

この前「弱いつながり」について書いたけれど、その流れで東浩紀のインタビューを読んだ。 第1回 みんないろんなこと気にし過ぎ、でもオレは気にしてない(キリッ)。|東浩紀よ、どこへ行く――『弱いつながり』刊行記念インタビュー|東浩紀|cakes(ケイク…

もっとたくさんの人が働いて、一人一人の休みを増やそう。

この時期の電車は、休暇で利用している人も多く、かなりめんどくさい。普段は皆、周りに嫌な思いをさせないように気を遣っていたのだと思うと、その秩序は気持ち悪いけれど、秩序が乱れているのも鬱陶しいのだ。 社会人ともなるとさすがに長期休暇がとれなく…

「ものづくり」の大衆化は実現できるか

「ものづくり」という言葉が復権しているのか、「物」から目を逸らす若者を取り戻したいのか、エクスペリエンス(体験)でもデジタルでもなく、これからは「物」だという考え方がある。先進的な「物」を作りたければ、インターネットの世界でいうと、IoT(In…

手記という自分語り / 「創 2014年 08月号」

放火魔くまえりこと平田恵里香の獄中からの手記の一部が「創」のサイトに公開されていて、続きが読みたくなり雑誌を買って読んだ。すると、黒子のバスケの事件の渡辺博史の手記も載っていて、こちらも思わず読みふけってしまった。 正直両方とも事件のことは…

アイドルをJ-POPの系譜から外したらどうか

ぼくはアイドルの楽曲が好きである。あの、聞き手への媚びを最大化し、ポップさを突き詰めた楽曲が好きだ。特にAKBグループの楽曲などは数多くの作曲家が、みんなに好かれるメロディをつくり、凌ぎを削っている。その大量の楽曲のなかから採用された楽曲であ…

書くことで仮説を立て、話すことで洗練される。

ブログに書いたり、人に聞いたりすることと、自分で人に話すことは違う。話すことが最も高度であり、話すことが本物である。それに対して、書くことの多くは偽物であり、嘘も少なくない。 偽物や嘘というのは、口に出すには憚れること、いざとなったら口に出…

本がなくなっていく。

本の電子化が大詰めを迎えている。古いファイルで2011年のものがあるので、約3年かけてやってきたことになる。書類はのぞいて、2500冊くらい。雑誌は入っている。 電子化していったのは10年くらい住んでいる今の家にある本なのだが、実家にあった本を持って…

生理的嫌悪に嫌悪していた。

これは一種の潔癖といえるのかもしれないが、ぼくは生理的嫌悪を持つ自分に嫌悪感があった。それはぼく自身が生理的嫌悪の対象になっていることを考えると、自分のほうから誰かのことをそんな風に思うことなんて許されないのではという思いがある。 ぼくは男…

時間がない。

時間がないというのは、ただの言い訳であり、誰に言い訳しているのかも分からないわけであるが、時間が無い。一定期間は何かに集中していくべきかと考えたりもするのだけれど、思い起こせばこのブログはもう少しでで1年となる。ブログもそうだけど、ブログに…

ボカロネットで遊んだ。

歌詞を入力するだけで自動で作曲をしてくれて、しかもボカロが歌ってくれる「ボカロネット」でボカロPを始めた。 ・ボカロネット:http://net.vocaloid.com/・参考記事:http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1408/04/news118.html 10年以上前だろうか…

何を語るのか。ではなく、どう語るのか。

ぼくは自分がやっていることをあまり人に話さない。自分のやってることを意気揚々と話すことを恥ずかしいとさえ思っている。親兄弟にも、自分が何をしたいか、今ぼくが何をしているかを話したことがない。聞いてこないのだから言う必要が無いと思うところも…

読書を楽しみ、乱読しよう。/「乱読のセレンディピティ」(外山滋比古)

今日読んでいた本のなかで偶然、とある雑誌で成毛眞が言っていることと、外山滋比古の「乱読のセレンディピティ」に書かれている、読書のスタンスがとても似ていた。普段から考えていれば、自然とその答えめいたものへ吸い寄せられていくのだろうか。 成毛眞…

禿げていて、いいことはなかった。

ぼくは禿げている。残念ながら、20台の前半からおでこが広がっていき、やがて頭頂部にいたり、今はもう頭半分より後ろに残っているくらいである。祖父の隔世遺伝、完璧にそっくりなのだ。好きだった祖父だけに恨むこともできず、似ている部分があるといわれ…

「弱いつながり 検索ワードを探す旅」(東浩紀)を読んだ。

東浩紀の「弱いつながり」を読んだ。東浩紀が書いた本ということもあり哲学・思想的な内容であるが、実体験に基づく「旅」をする生き方を推奨する実践的な本でもある。 Googleが予測できないような、今までの自分になかった検索ワードを探す「旅」をすること…

やる気のなさの正体がわからない。

久しぶりに遅くまで仕事をして、このブログも電車内で書いている。 このブログを始める前は、たびたび徹夜したりしていたものだけど、この一年は何故か、あまり遅くなることがなかった。やっぱり仕事は長時間やるもんじゃないなと感じるけれど、これが続くと…