本を読む。世界を読む。

寺山修司の「本を捨てよ、町に出よう」、長田弘の「世界は一冊の本」。これらは結構有名な言葉かもしれないが、ぼくにはいまいちしっくりこない言葉となっている。 この2つをかけ合わせて、「有限の本を捨て、言葉になっていない世界を読もう」ということを…

図書館で本を読むこと。作家という職業。

ぼくは図書館で本を読むと書いたことがある。基本的に家で本を読めないことから喫茶店によく行くのだが、図書館もよく使う。そして図書館の本を読む。借りることもある。世の中の人で図書館で本を借りるのは、金銭的な問題もあるかもしれないし、ぼくも最近…

本が変わっても、表現は変わらない。 / 「本の逆襲」(内沼晋太郎)

昨日は、本という商品のことと、食物のように消滅したり、物と自分が一対一の関係になる例えば家電製品などとは違うものだということを書いた。このような本の"売りもの"としての不思議を考えているなかで、内沼晋太郎の「本の逆襲」という本を読み、特に本…

「本」という"売りもの"の不思議

現在のように本が売られるようになったのは、江戸時代の後半からなのだそうだ。また問屋(取次)が出来たのは第二次世界大戦後、つまり今の書店の形は、つい最近始まった仕組みで、誰かが書いた本を売るという商売は、伝統的なものではないということだ。労…

「原宿ブックカフェ」というテレビ番組が好きになった。

BSフジで土曜日の18:30からやっている「原宿ブックカフェ」というテレビ番組が好きになった。(http://www.bsfuji.tv/hjbookcafe/index.html) 先日、nasneの調子が悪くて設定を見直しながらテレビ番組をザッピングしているときに見つけた「原宿ブックカフェ…

物を置く場所を押入だけにする。

今日はお掃除をしていた。去年から身近に置くもの以外の収納は押入のみと決めていて、去年の年末までに押入に入る物以外は捨ててしまっていた。今年は買った物や捨てようか迷った物を押入に入れていき、年末まで出すことがなかったものは捨ててしまおうと決…

ScanSnap iX500 で雑誌を電子化している。

今年は雑誌をまた買うようになり、すこし溜まってきてしまった。雑誌は一期一会なところがあって、手には入らない可能性があることから、とても捨てにくい。しかし二度と読まない可能性もある。むしろ新しい雑誌を買っている限り、二度と読まない可能性のほ…

お腹が変になる。/ 「東洋経済(11/30)サプリ、トクホの嘘と本当」

週末体調が落ち着いたと思いきや、今度はお腹にきている。原因は風邪の延長か、もしくは、会社の日には1日3回必ず飲んでいる整腸剤を忘れてしまったため、逆プラシーボ効果的にお腹がおかしくなったのか。とにかく1日お腹の張りがひどく(心の中で)うなされて…

愛を知るために / 「トラウマ恋愛映画入門」(町山智浩)

僕は愛を知らない。トラウマ的に、愛を知らない。「トラウマ恋愛映画入門」の町山智浩は愛を語ることが苦手だと言っているが、映画を通せば愛を語れるようだ。愛を知るためには、小説より映画かもしれないと、この本を読みながら、ぼくは思った。それは何故…

マッサージに行ってきた。& 「愚の骨頂」(中村うさぎ マツコ・デラックス)

今週1週間、徐々に風邪が回復するどころかどんどん酷くなり、肩こりが酷くってきて、今日はさらに頭痛まで出てきた。 そこで今日は意を決して自宅の近くのマッサージを受けてきた。40分で1980円という良心的な価格のマッサージ。割と前からあることと、近く…

たましいの場所 (早川義夫「たましい場所」)

早川義夫の「たましいの場所」読んでいて、この人の文章のおもしろさの秘密がこの本自体に書かれていて、とても納得できた。ぼくは書くことについては、自分が知っていること、知識を書きたいのではないというようなことを書いたことがあったかもしれないけ…

本を読んでいる。

本を毎日読んでいるので、読んだ本について書いていればきっとブログは終わらないわけだけど、本のことを書くのは難しい。このブログではヘヤカツの本のことを書いているけれど、それは実践的だから自分のこととして書けている。 しかし読書全般についていえ…

『部屋を活かせば人生が変わる』(部屋を考える会)

ぼくがモノをなるべく持たないようにする目的は、「なるべく家に居られるようになること」である。ブログを書くことも本を読むことも家にいるとできない。家に居ると気が散ってしまい何もできない。そして寝る直前になると、何もやっていないということを思…

なにもない生活(「わたしのウチには、なんにもない」)

このブログですでに何回か書いたけれど、ぼくはモノを持たない生活を考えている。 先日関東地方を台風が直撃した日に、電車に乗れず駅ビルをさまよってるなか本屋で見つけた本がある。それは「わたしのウチには、なんにもない」(ゆるりまい)という、コミッ…

ラノベで試したBook Walker(角川)とKindleの違い

今日10/1に、角川グループの9社が合併して「KADOKAWA」が出来た。 その記念として電子書籍が半額となるキャンペーンをやっていたので、電子書籍ストアに行った。角川グループはBook Walkerという電子書籍ストアを運営していて、特にラノベを得意としているこ…

「Think」吉田音

クラフト・エヴィング商會の4代目になる予定だったが、 とある探偵おじさんと一緒に探偵局を作っちゃった吉田音さんの作品。 副題は「夜に猫が身を潜めるところ」となっています。 猫は夜になると、どこかに集まって猫の集会を開いているらしいことは、 実…

「四日間の奇蹟」浅倉卓弥

ネタがバレないように書きたいと思う。(頑張る) 「このミステリーがすごい」で大賞に輝いた浅倉卓弥氏のデビュー作。 新しいミステリィはないかな、と探していたら、 「四日間の奇蹟」というミステリィを思わせないタイトルを目にして、 思わず手に取って…

森博嗣本

「森博嗣本」 彼の凄さが分かる1冊! 関係者などのインタビューが多いので、客観的に見たい人にもおすすめです。 この本で、西尾維新なる作家を知って、買ってきた。 「きみとぼくの壊れた世界」という本です。 連作のものを外したらこれになりました。 ま…